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詩

洗濯物に
ミツバチのようで
ミツバチでない
小さな虫が
飛んでいる
私はそれに
名をつけようかと
少し思案したが
やめて
空に逃した

二〇一七年〇四月二五日(火)

洗濯物に
ミツバチのようで
ミツバチでない
小さな虫が
飛んでいる
私はそれに
名をつけようかと
少し思案したが
やめて
空に逃した

二〇一七年〇四月二五日(火)

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寫眞

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雑記

THE極雀DEポン

 昨夜、フジテレビワンで放送されている、『THEわれめDEポン』(通称「われポン」)に出演した。正確には、去年から二回出演させてもらった同系列の麻雀番組『極雀』とのコラボレーション番組『THE 極雀DEポン』。たまたま二回出演した『極雀』の方で連勝したので代表選手として選出されたのだ。
 『われポン』と言えば、俺が麻雀を覚えた中学生の頃から放送しているフジテレビの人気番組で、まさか二十年の時を経て自分がその舞台にいるのだから人生は不思議だ。対戦相手は「われポン」最強と謳われる萩原聖人さんと、われポン全連帯中のいぶし銀ビートきよしさん、そして極雀サイドからは現役プロ麻雀最強の呼び声が高い多井隆晴プロの三名。麻雀を嗜む者なら、このメンツがどれだけ脂っこいメンツなのか想像に難くないだろう。
 結果は善戦したものの総合二着。優勝者の萩原さんをあと一歩のところまで追い込んだのだが、ラストは精神力の差で負けた。大袈裟に聞こえるかもしれないが、彼の麻雀への思いが俺に勝利の一牌を選択させなかったのだ。麻雀が好きで相当な時間を費やしてきたけれど、あんな感覚になることは今まで一度もなかった。ただ座っているだけで、汗がとめどなく流れてくるのだ。負けて悔いなしとはこのことで、また一から麻雀と人生を見直そうと思った。
 悔しさと疲労感が同時訪れ、対局後「もう麻雀は打ちたくない」と心底思ったが、翌日仕事で訪れた倉敷の駅前にある雀荘の前で、俺の足は自然と止まった。

THE極雀DEポン

 昨夜、フジテレビワンで放送されている、『THEわれめDEポン』(通称「われポン」)に出演した。正確には、去年から二回出演させてもらった同系列の麻雀番組『極雀』とのコラボレーション番組『THE 極雀DEポン』。たまたま二回出演した『極雀』の方で連勝したので代表選手として選出されたのだ。
 『われポン』と言えば、俺が麻雀を覚えた中学生の頃から放送しているフジテレビの人気番組で、まさか二十年の時を経て自分がその舞台にいるのだから人生は不思議だ。対戦相手は「われポン」最強と謳われる萩原聖人さんと、われポン全連帯中のいぶし銀ビートきよしさん、そして極雀サイドからは現役プロ麻雀最強の呼び声が高い多井隆晴プロの三名。麻雀を嗜む者なら、このメンツがどれだけ脂っこいメンツなのか想像に難くないだろう。
 結果は善戦したものの総合二着。優勝者の萩原さんをあと一歩のところまで追い込んだのだが、ラストは精神力の差で負けた。大袈裟に聞こえるかもしれないが、彼の麻雀への思いが俺に勝利の一牌を選択させなかったのだ。麻雀が好きで相当な時間を費やしてきたけれど、あんな感覚になることは今まで一度もなかった。ただ座っているだけで、汗がとめどなく流れてくるのだ。負けて悔いなしとはこのことで、また一から麻雀と人生を見直そうと思った。
 悔しさと疲労感が同時訪れ、対局後「もう麻雀は打ちたくない」と心底思ったが、翌日仕事で訪れた倉敷の駅前にある雀荘の前で、俺の足は自然と止まった。

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プロフィール

撮影/佐内正史

御徒町 凧 
おかちまち かいと

1977年東京生まれ 詩人。

2006年第一詩集『人間ごっこ』を刊行。
以後の詩集として『いつも、ミシン』(07年)『人に優しく』(09年)『朗読会の記録(一)家具』(10年)『朗読会の記録(二)道路』(10年)『朗読会の記録(三)空気』(11年)『砂の言葉』(16年)がある。
また、森山直太朗の楽曲共作者としてほぼすべての作品の作詞を手がけ、2008年「生きてることが辛いなら」で「第50回日本レコード大賞作詞賞」を受賞。
演出家としても森山直太朗のライブステージの構成・演出を担当する他、2005年に森山直太朗音楽劇劇場公演『森の人』、2006年には「カイトボックス」名義で演劇舞台『なにげないもの』、2012年には森山直太朗劇場公演『とある物語』を作・演出。
2009年には劇場映画『真幸くあらば』で監督を務め、同作は第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門にノミネートされた。

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