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詩

永遠と刹那

どこまでも続く一瞬があり
それは永遠と名づけられた

スライドを選択するみたいに
俺たちはどこへでも行けた

娘に「パパくん」と呼ばれ
振り向くと「一緒に歩くと嬉しいね」

夜半に積もった雪が昼には溶け出して
泥水を飛ばしながら自転車を滑らせた

杏がバイオリンを弾いている横で
カフェラテがチョコレートを相殺

シンプルな選択が往々にして正解
「翼をください」はタイトルが名曲

約束を破るのが嫌なら
約束はしないことさ

さっき永遠くんにさよならしたよ
刹那ちゃん転校しちゃったって

夢の中で地上が遥か遠くて
目覚めるのを躊躇した

二〇一八年〇一月二三日(火)

永遠と刹那

どこまでも続く一瞬があり
それは永遠と名づけられた

スライドを選択するみたいに
俺たちはどこへでも行けた

娘に「パパくん」と呼ばれ
振り向くと「一緒に歩くと嬉しいね」

夜半に積もった雪が昼には溶け出して
泥水を飛ばしながら自転車を滑らせた

杏がバイオリンを弾いている横で
カフェラテがチョコレートを相殺

シンプルな選択が往々にして正解
「翼をください」はタイトルが名曲

約束を破るのが嫌なら
約束はしないことさ

さっき永遠くんにさよならしたよ
刹那ちゃん転校しちゃったって

夢の中で地上が遥か遠くて
目覚めるのを躊躇した

二〇一八年〇一月二三日(火)

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寫眞

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雑記

シュークリーム(若しくは神様の存在)

 2017年も終わろうとしている。今日は会社の忘年会で、そこで毎年、手書きの十大ニュースを発表するのでそれを作りにきたら、スタッフ総出で大掃除をしていた。十大ニュースを作る片手間で社長室の掃除もしている。何か作り物をしている時、掃除は不思議と相性が良いようで、どちらも微妙に捗る。

 先ほどやることを終え、忘年会が始まるまでの一時間くらいがブランクになったので「雑記」を更新しようと思いパソコンを立ち上げたのだが、ネットニュースをザッピングしていたらほとんど時間がなくなってしまった。

 年を重ねるごとに時間の感覚は短くなるとどこかで聞いたことがあり、大きくはうなずけるが、そこにも経済学で言うところの限界効用の逓減みたいな作用が働くのではないかと思う。要は、ある程度まできたらもうそれ以上、時間が短く感じなくなる域があるのではないかということだ。というのも、俺はこのところ「もう十二月かぁ」みたいなことを一切感じなくなったからだ。あまつさえ、時間そのもののこともあまり考えなくなったのではないだろうか。とはいえ、こうして云々言っているのだからそうでもないかもしれないけど、少なくとも無意識が、時間という存在に感応しづらくなったとは思う。あるとすれば眠いとかダルいとか身体的な兆候くらいなもので、これはもう進化とも退化とも取れない、いわゆるただの変化なのかもしれない。

 と、ここまで書いて、「どうせまた更新もせずにデリートするのかなぁ」と思ってたところで、スタッフのタカシ君が「食べる?」とシュークリームを持ってきたので、今日のところは、この雑文をそのまま更新することにしよう。生クリームを添えて。

シュークリーム(若しくは神様の存在)

 2017年も終わろうとしている。今日は会社の忘年会で、そこで毎年、手書きの十大ニュースを発表するのでそれを作りにきたら、スタッフ総出で大掃除をしていた。十大ニュースを作る片手間で社長室の掃除もしている。何か作り物をしている時、掃除は不思議と相性が良いようで、どちらも微妙に捗る。

 先ほどやることを終え、忘年会が始まるまでの一時間くらいがブランクになったので「雑記」を更新しようと思いパソコンを立ち上げたのだが、ネットニュースをザッピングしていたらほとんど時間がなくなってしまった。

 年を重ねるごとに時間の感覚は短くなるとどこかで聞いたことがあり、大きくはうなずけるが、そこにも経済学で言うところの限界効用の逓減みたいな作用が働くのではないかと思う。要は、ある程度まできたらもうそれ以上、時間が短く感じなくなる域があるのではないかということだ。というのも、俺はこのところ「もう十二月かぁ」みたいなことを一切感じなくなったからだ。あまつさえ、時間そのもののこともあまり考えなくなったのではないだろうか。とはいえ、こうして云々言っているのだからそうでもないかもしれないけど、少なくとも無意識が、時間という存在に感応しづらくなったとは思う。あるとすれば眠いとかダルいとか身体的な兆候くらいなもので、これはもう進化とも退化とも取れない、いわゆるただの変化なのかもしれない。

 と、ここまで書いて、「どうせまた更新もせずにデリートするのかなぁ」と思ってたところで、スタッフのタカシ君が「食べる?」とシュークリームを持ってきたので、今日のところは、この雑文をそのまま更新することにしよう。生クリームを添えて。

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プロフィール

撮影/佐内正史

御徒町凧 
おかちまちかいと

1977年東京生まれ 詩人。

2006年第一詩集『人間ごっこ』を刊行。
以後の詩集として『いつも、ミシン』(07年)『人に優しく』(09年)『朗読会の記録(一)家具』(10年)『朗読会の記録(二)道路』(10年)『朗読会の記録(三)空気』(11年)『砂の言葉』(16年)がある。
また、森山直太朗の楽曲共作者としてほぼすべての作品の作詞を手がけ、2008年「生きてることが辛いなら」で「第50回日本レコード大賞作詞賞」を受賞。
演出家としても森山直太朗のライブステージの構成・演出を担当する他、2006年には「カイトボックス」名義で演劇舞台『なにげないもの』、森山直太朗劇場公演作品として2005年に『森の人』、2012年に『とある物語』、2017年に『あの城』を作・演出。
2009年には劇場映画『真幸くあらば』で監督を務め、同作は第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門にノミネートされた。

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