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詩

空っぽ

空っぽ

それは僕のあだ名

膨らんだお腹には

空気が入っていて

叩くとポコっと

音がする

庭で飼っている羊は

寝る時に枕にする用

お腹がすいたって

食べる用なんかじゃない

サイコロを二つ同時に振って

人生の末路を決める

三と六がでたから

明日は昼まで寝ることにする

台所からソースの匂い

冷蔵庫は空っぽ

悪い奴なんてどこにもいない

ちょうどいい眼鏡がなかっただけ

ポケットの裏地を引っ張って

僕は自分が

誰なのか証明していた

キックオフで空振り

丸い物の中心は

空っぽ

二〇一六年一一月二七日(日)

空っぽ

空っぽ

それは僕のあだ名

膨らんだお腹には

空気が入っていて

叩くとポコっと

音がする

庭で飼っている羊は

寝る時に枕にする用

お腹がすいたって

食べる用なんかじゃない

サイコロを二つ同時に振って

人生の末路を決める

三と六がでたから

明日は昼まで寝ることにする

台所からソースの匂い

冷蔵庫は空っぽ

悪い奴なんてどこにもいない

ちょうどいい眼鏡がなかっただけ

ポケットの裏地を引っ張って

僕は自分が

誰なのか証明していた

キックオフで空振り

丸い物の中心は

空っぽ

二〇一六年一一月二七日(日)

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寫眞

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雑記

雑記について

先日、会社の引越しの際に出てきたファイルを見て思い出したのだが、2005年6月から2009年1月まで『凧の糸』という日記調のブログをやっていた。当時、「毎日更新する」と決めていたようで、とにかく毎日更新されていた。ブログの移行に伴い、日記から、散文、詩(のような物)と変遷をして、『凧の糸』は自然と途絶えてしまった。
今回、HPをリニュアールするにあたって、当初、無料のメルマガを始めようと思っていた。見ず知らずの人に向けて発する「私的な言葉」を上手くイメージができないから登録者にだけ向けたい、というのが主立った理由だが、その『凧の糸』を読み返して、やっぱりやめようとなった。昔の自分の言葉の奔放さを眺めていたら、なんか、そんなこと、どうでもいいことのように思えてきたのだ。少しだけ言い方を変えると、「チマチマしたこと考えてんじゃない」と肩を叩かれた気持ちになったのだ。なので、新しく『雑文』という、コンテンツを設け、そこで、日々思うことを綴ることにした。
人の考え(特に俺の)は、目まぐるしく変わる。いつも思うのだが、インスピレーションは物質的な事実よりも先に存在していて、肉体を持つ我々は閃きに対して従順であるべきだと。話してるうちに内容が変わっちゃうこと。結論が矛盾している話。誠実なのに不真面目な人など、そういった事物が好もしい。
 

雑記について

先日、会社の引越しの際に出てきたファイルを見て思い出したのだが、2005年6月から2009年1月まで『凧の糸』という日記調のブログをやっていた。当時、「毎日更新する」と決めていたようで、とにかく毎日更新されていた。ブログの移行に伴い、日記から、散文、詩(のような物)と変遷をして、『凧の糸』は自然と途絶えてしまった。
今回、HPをリニュアールするにあたって、当初、無料のメルマガを始めようと思っていた。見ず知らずの人に向けて発する「私的な言葉」を上手くイメージができないから登録者にだけ向けたい、というのが主立った理由だが、その『凧の糸』を読み返して、やっぱりやめようとなった。昔の自分の言葉の奔放さを眺めていたら、なんか、そんなこと、どうでもいいことのように思えてきたのだ。少しだけ言い方を変えると、「チマチマしたこと考えてんじゃない」と肩を叩かれた気持ちになったのだ。なので、新しく『雑文』という、コンテンツを設け、そこで、日々思うことを綴ることにした。
人の考え(特に俺の)は、目まぐるしく変わる。いつも思うのだが、インスピレーションは物質的な事実よりも先に存在していて、肉体を持つ我々は閃きに対して従順であるべきだと。話してるうちに内容が変わっちゃうこと。結論が矛盾している話。誠実なのに不真面目な人など、そういった事物が好もしい。
 

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プロフィール

撮影/佐内正史

御徒町 凧 
おかちまち かいと

1977年東京生まれ 詩人。

2006年第一詩集『人間ごっこ』を刊行。
以後の詩集として『いつも、ミシン』(07年)『人に優しく』(09年)『朗読会の記録(一)家具』(10年)『朗読会の記録(二)道路』(10年)『朗読会の記録(三)空気』(11年)『砂の言葉』(16年)がある。
また、森山直太朗の楽曲共作者としてほぼすべての作品の作詞を手がけ、2008年「生きてることが辛いなら」で「第50回日本レコード大賞作詞賞」を受賞。
演出家としても森山直太朗のライブステージの構成・演出を担当する他、2005年に森山直太朗音楽劇劇場公演『森の人』、2006年には「カイトボックス」名義で演劇舞台『なにげないもの』、2012年には森山直太朗劇場公演『とある物語』を作・演出。
2009年には劇場映画『真幸くあらば』で監督を務め、同作は第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門にノミネートされた。

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