
二〇二五年〇九月一四日(日)
愛の自信があるからこそ
言えることがある
何も考えることはない
ただ感じるままを
全てを投げ打ったとしても
残るものがある
私には意識がある
ぐるぐるぐる目が回る
囚われてはならない
非定型の檻を噛みちぎるのだ
真っ直ぐでよい
曲がっても尚よい
目はもうとっくに冴えている
割れない氷も溶ける
虚しいわけではない
移ろう町の景色よ
そして私は眠るだろう
明日に狼狽えるだろう
二〇二五年〇九月一四日(日)

「朝、9時までに登園ね」と前日に有希子から強めに言われ、頑張って9時前についたらミホちゃんに「果くん早いねー」と笑顔で言われ、「俺たちだってやればできるもんね」と言ったら、果が笑ってた。それからQuindiで岩さんと打ち合わせ。年末に「知らない人と喋る」のスピンオフ企画をやることになる。ここ三日、奈歩とたくさん喋った。会話の中に他者がいて他者の中に足場がある。社会との関わりって言葉なんじゃないかってのが最近の実感。触れ合ったりすることは、また違う位相の話。それが何かはまだ分からない。おそらく単純な物質的な交配。物を運んだりするのとあまり変わらない。汗をかく行為。
「朝、9時までに登園ね」と前日に有希子から強めに言われ、頑張って9時前についたらミホちゃんに「果くん早いねー」と笑顔で言われ、「俺たちだってやればできるもんね」と言ったら、果が笑ってた。それからQuindiで岩さんと打ち合わせ。年末に「知らない人と喋る」のスピンオフ企画をやることになる。ここ三日、奈歩とたくさん喋った。会話の中に他者がいて他者の中に足場がある。社会との関わりって言葉なんじゃないかってのが最近の実感。触れ合ったりすることは、また違う位相の話。それが何かはまだ分からない。おそらく単純な物質的な交配。物を運んだりするのとあまり変わらない。汗をかく行為。

1977年東京生まれ 詩人。