御徒町凧 OFFICIAL SITE

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詩

家族

二人は空気の底で

また道を間違えた

電信柱がそこにあり

夕暮れに雲を配置した

プーケットの海岸が暗闇に落ちて

知らない瞳がスポットライト

いたずらに輝くのではなく

いたずらが輝いただけ

人は皆ピストルを隠し持っている

キックスケートで娘が行く

その背後にも死の影は迫り

分け合ったベーグルで口元はベタベタ

あなたという一枚の写真を

どのアルバムに収めればいいのか

日々を運ぶ冒険が

燃え盛る炎に消える

二〇一九年一〇月〇七日(月)

家族

二人は空気の底で

また道を間違えた

電信柱がそこにあり

夕暮れに雲を配置した

プーケットの海岸が暗闇に落ちて

知らない瞳がスポットライト

いたずらに輝くのではなく

いたずらが輝いただけ

人は皆ピストルを隠し持っている

キックスケートで娘が行く

その背後にも死の影は迫り

分け合ったベーグルで口元はベタベタ

あなたという一枚の写真を

どのアルバムに収めればいいのか

日々を運ぶ冒険が

燃え盛る炎に消える

二〇一九年一〇月〇七日(月)

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