二人は空気の底で
また道を間違えた
電信柱がそこにあり
夕暮れに雲を配置した
プーケットの海岸が暗闇に落ちて
知らない瞳がスポットライト
いたずらに輝くのではなく
いたずらが輝いただけ
人は皆ピストルを隠し持っている
キックスケートで娘が行く
その背後にも死の影は迫り
分け合ったベーグルで口元はベタベタ
あなたという一枚の写真を
どのアルバムに収めればいいのか
日々を運ぶ冒険が
燃え盛る炎に消える