二〇〇九年〇四月一〇日(金)
開いたノートの隅に、セルマネロが描いていたのは詩のような言葉の羅列だった。 綴られた言葉はセルマネロの意識のずっと奥から呼び起こされていて、セルマネロ自身にもその言葉の意味が分からなかった。