真夜中に落ちている
透明な鳥の声
一人になるほどに
友達がやってくる
遥かなる大地とは
あえかなる季節とは
並びの悪い歯の間から
大切なことはだだ漏れ
十円玉を握りしめ
公衆電話に立っていた
あんときのアリストテレス
揺れるブランコに
いない人影を想定しつつ
へたくそな笑顔を
冷たいガラスに浮かべつつ
二〇一二年〇二月二六日(日)
真夜中に落ちている
透明な鳥の声
一人になるほどに
友達がやってくる
遥かなる大地とは
あえかなる季節とは
並びの悪い歯の間から
大切なことはだだ漏れ
十円玉を握りしめ
公衆電話に立っていた
あんときのアリストテレス
揺れるブランコに
いない人影を想定しつつ
へたくそな笑顔を
冷たいガラスに浮かべつつ
二〇一二年〇二月二六日(日)