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詩

ぼくの知っているぼくのこと

ぼくの知っているぼくのことについて考えていた。

だけど、それが夢の中での行為だったから、なにもかもがうまくいかなかった。

夢の中でぼくは雄弁だった。

猫の鳴き声が窓の向こうの暗闇から聞こえてくる。猫の鳴き声が聞こえるだけで、こんなにも世界が輪郭を持つのだということをぼくはいつ誰に教えられたのだろう。

アパートの中に人の気配はない。が、そのことを確かめる手段は、ぼくに与えられていない。

二〇〇九年〇三月〇七日(土)

ぼくの知っているぼくのこと

ぼくの知っているぼくのことについて考えていた。

だけど、それが夢の中での行為だったから、なにもかもがうまくいかなかった。

夢の中でぼくは雄弁だった。

猫の鳴き声が窓の向こうの暗闇から聞こえてくる。猫の鳴き声が聞こえるだけで、こんなにも世界が輪郭を持つのだということをぼくはいつ誰に教えられたのだろう。

アパートの中に人の気配はない。が、そのことを確かめる手段は、ぼくに与えられていない。

二〇〇九年〇三月〇七日(土)

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