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詩

なにもないところから見ている

なにもないところから見ている

風に揺れるひな菊の花の一輪

なにもないところから声がする

声だからといって人間であるかは謎

なにもないところへと向かう

真っ白い雪原をイメージする自由

なにもないところへと行こうとする

南の島を規定するのはヤシの実の撓わ

なにもないところにはなにもない

なにもないという音階のパラドクス

なにもないところにはなにもない

なにもないというなにもないと言うこと

なにもないところから見ている

あなたの曲がった背中

わたしの尖った口さき

なにもないところから見ている

なにもないところから見ているを

二〇一二年〇八月一二日(日)

なにもないところから見ている

なにもないところから見ている

風に揺れるひな菊の花の一輪

なにもないところから声がする

声だからといって人間であるかは謎

なにもないところへと向かう

真っ白い雪原をイメージする自由

なにもないところへと行こうとする

南の島を規定するのはヤシの実の撓わ

なにもないところにはなにもない

なにもないという音階のパラドクス

なにもないところにはなにもない

なにもないというなにもないと言うこと

なにもないところから見ている

あなたの曲がった背中

わたしの尖った口さき

なにもないところから見ている

なにもないところから見ているを

二〇一二年〇八月一二日(日)

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