御徒町凧 OFFICIAL SITE

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詩

キチガイ

レーズンパンを頬張りながら

少しだけ遅く歩く

解けそうな靴紐も

気にせず

もう少し

もっと少しゆっくり歩く

今まで覚えたことは

街頭のゴミ箱に捨てる

ショーウィンドーに映る

姿勢を気にすれば

口内に甘さが広がる

草原を思えば

風の気持ちも分かるってもんさ

君が君を受け入れたように

僕は僕を手放しただけのこと

明日が明日であることの限界を

みんな薄々気づき始めている

俺の詩に筆圧はいらない

静止した宇宙の断片を

キーホルダーに格上げして

それでも尚

ゆっくり歩く

立ち止まった場所に君はいる

眠る場所を求めて人は歩く

太陽から逃れるように

眠る場所を求めて

二〇二〇年〇二月二〇日(木)

キチガイ

レーズンパンを頬張りながら

少しだけ遅く歩く

解けそうな靴紐も

気にせず

もう少し

もっと少しゆっくり歩く

今まで覚えたことは

街頭のゴミ箱に捨てる

ショーウィンドーに映る

姿勢を気にすれば

口内に甘さが広がる

草原を思えば

風の気持ちも分かるってもんさ

君が君を受け入れたように

僕は僕を手放しただけのこと

明日が明日であることの限界を

みんな薄々気づき始めている

俺の詩に筆圧はいらない

静止した宇宙の断片を

キーホルダーに格上げして

それでも尚

ゆっくり歩く

立ち止まった場所に君はいる

眠る場所を求めて人は歩く

太陽から逃れるように

眠る場所を求めて

二〇二〇年〇二月二〇日(木)

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