六年生になる姪の風音から
誕生日に手書きの詩集をもらった
「ありがとう、読んだら返すね」と言ったら
「どうして?」と首を傾げられ
「だってこれ元の詩でしょ?」と言うと
「プレゼントなんだから返さなくていいよ」と微笑んだ
/
詩とはなにであるか
風音の詩集を前に
腕組みする夜の
叔父さんである俺
二〇一二年〇五月二五日(金)
六年生になる姪の風音から
誕生日に手書きの詩集をもらった
「ありがとう、読んだら返すね」と言ったら
「どうして?」と首を傾げられ
「だってこれ元の詩でしょ?」と言うと
「プレゼントなんだから返さなくていいよ」と微笑んだ
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詩とはなにであるか
風音の詩集を前に
腕組みする夜の
叔父さんである俺
二〇一二年〇五月二五日(金)