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詩

海が見える丘の上に

海が見える丘の上にケドマポミオが住むようになってから、両の手で数えきれないほどの季節が過ぎていた。
ケドマポミオの描いた絵は昔は高値がついていたのだが、最近では売れなくなってしまった。
というのも、ケドマポミオは絵を描かなくなってしまったからだった。
することと言えば、海を見ることと散歩をすること、それと畑の仕事と料理。
ケドマポミオは船乗りだった。
海を渡り、あらゆる港で絵を描いた。
ケドマポミオは情熱的に愛を語り酒を飲んだ。
だけど、それはもう、遠い昔のことのように思われるのだった。

二〇〇九年〇三月二九日(日)

海が見える丘の上に

海が見える丘の上にケドマポミオが住むようになってから、両の手で数えきれないほどの季節が過ぎていた。
ケドマポミオの描いた絵は昔は高値がついていたのだが、最近では売れなくなってしまった。
というのも、ケドマポミオは絵を描かなくなってしまったからだった。
することと言えば、海を見ることと散歩をすること、それと畑の仕事と料理。
ケドマポミオは船乗りだった。
海を渡り、あらゆる港で絵を描いた。
ケドマポミオは情熱的に愛を語り酒を飲んだ。
だけど、それはもう、遠い昔のことのように思われるのだった。

二〇〇九年〇三月二九日(日)

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