雲の上の二行が
どこかへ行ってしまった
ふんわりと色で言うなら赤の手前
触れればきっと生温かい
肌足で歩く友達と止まる
サラサラしたラジオツリー
クリーニング屋さん・ラーメン屋さん
青山のオフィス・細分化されたイヤフォン
大らかな枝振りに抱かれて
見えない大海を渡る
ザザー ザザー
進路はふいに届くメール
思い出は少ない方がいい(と)
ペタンコのリュックに揺れる
君のキーホルダーが眩しい