御徒町凧 OFFICIAL SITE

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詩

クリスマスオブザデッド

1



今日三度目の風呂に入った



十四時過ぎに眠たくなって

ソファに寝転んで目を閉じた



クロッカスという言葉が

詩と一緒に浮かんで

起き上がり書き留めた

俺はその時死んでいた



そのあと少し眠り

夢の続きを生きる



鐘の音は聞こえなかった



2



肩に黒猫を抱いた

顔のない女



昔話というタブーを犯し

冷えたビールの

送られてきた詩集のコースター



一歩後ろから

いつも付いてくる俺の同胞



クリスマスオブザデッド

黄色いスカイラインが

坂の上から滑り降りてくる



3



もし雪を知らなかったら

こんなものかと吹き飛ばしただろう



信濃川沿いを

重たくなった体で走った



いくつもの道筋が

俺の歩幅を調整する



制服を膨らました浅黒い男が二人

足元に気をつけろと

光る棒を振っている



鉛色にさざめく水面

携帯電話がなくてよかった



4



凍えそうな夜ならば

愛なんだと叫ぶ

もしくはカムチャッカ



責任という

文字も響きも嫌いで

ピスタチオばかり剥いていた



もうそろそろ

新しい地図が広がる



突き出した一本の指に

止まるのはせいぜい

トンボか間抜けなアメリカ人



手の出ない牽制球は

デッドボールよりもタチが悪い

二〇一八年一二月二八日(金)

クリスマスオブザデッド

1



今日三度目の風呂に入った



十四時過ぎに眠たくなって

ソファに寝転んで目を閉じた



クロッカスという言葉が

詩と一緒に浮かんで

起き上がり書き留めた

俺はその時死んでいた



そのあと少し眠り

夢の続きを生きる



鐘の音は聞こえなかった



2



肩に黒猫を抱いた

顔のない女



昔話というタブーを犯し

冷えたビールの

送られてきた詩集のコースター



一歩後ろから

いつも付いてくる俺の同胞



クリスマスオブザデッド

黄色いスカイラインが

坂の上から滑り降りてくる



3



もし雪を知らなかったら

こんなものかと吹き飛ばしただろう



信濃川沿いを

重たくなった体で走った



いくつもの道筋が

俺の歩幅を調整する



制服を膨らました浅黒い男が二人

足元に気をつけろと

光る棒を振っている



鉛色にさざめく水面

携帯電話がなくてよかった



4



凍えそうな夜ならば

愛なんだと叫ぶ

もしくはカムチャッカ



責任という

文字も響きも嫌いで

ピスタチオばかり剥いていた



もうそろそろ

新しい地図が広がる



突き出した一本の指に

止まるのはせいぜい

トンボか間抜けなアメリカ人



手の出ない牽制球は

デッドボールよりもタチが悪い

二〇一八年一二月二八日(金)