どこまでも続く一瞬があり
それは永遠と名づけられた
スライドを選択するみたいに
俺たちはどこへでも行けた
娘に「パパくん」と呼ばれ
振り向くと「一緒に歩くと嬉しいね」
夜半に積もった雪が昼には溶け出して
泥水を飛ばしながら自転車を滑らせた
杏がバイオリンを弾いている横で
カフェラテがチョコレートを相殺
シンプルな選択が往々にして正解
「翼をください」はタイトルが名曲
約束を破るのが嫌なら
約束はしないことさ
さっき永遠くんにさよならしたよ
刹那ちゃん転校しちゃったって
夢の中で地上が遥か遠くて
目覚めるのを躊躇した