御徒町凧 OFFICIAL SITE

御徒町凧 OFFICIAL SITE

詩

目高

九階の開いたカーテンの窓

目線の高さまで

クレーンが伸びていて

ここは青森八戸



昨夜の月が満月だったと

森下ちゃんからの早朝のラインで知って

見上げた露天の温泉の俺に

そのことを告げた



死ぬことができるという発想

生ぬるい水の表面を漂う埃

冷蔵庫の中にフルーツがあり

細胞が入れ替わる音「カチャリ」(?)



タカシくんセツナ辞めるって

ハンカチで拭く手が消えていく

ミッキーマウスのスウェットが

ハハハと笑っている

二〇一九年〇三月二二日(金)

目高

九階の開いたカーテンの窓

目線の高さまで

クレーンが伸びていて

ここは青森八戸



昨夜の月が満月だったと

森下ちゃんからの早朝のラインで知って

見上げた露天の温泉の俺に

そのことを告げた



死ぬことができるという発想

生ぬるい水の表面を漂う埃

冷蔵庫の中にフルーツがあり

細胞が入れ替わる音「カチャリ」(?)



タカシくんセツナ辞めるって

ハンカチで拭く手が消えていく

ミッキーマウスのスウェットが

ハハハと笑っている

二〇一九年〇三月二二日(金)

アーカイブ