ヴィオラインを弾きながら、メンペイムは音について考えていた。音はどうして感じられるのかという、素朴な疑問だった。
弦と弓が擦れる瞬間に振動が生まれ、どうやらそれが音として知覚されている。
同じ音でも心地よい音と不心地な音とがあった。
ヴィオラインの奏でるフレーズに身を委ねる。
その夜、メンペイムは宇宙旅行をしているような気分だった。
二〇〇九年一二月〇九日(水)
ヴィオラインを弾きながら、メンペイムは音について考えていた。音はどうして感じられるのかという、素朴な疑問だった。
弦と弓が擦れる瞬間に振動が生まれ、どうやらそれが音として知覚されている。
同じ音でも心地よい音と不心地な音とがあった。
ヴィオラインの奏でるフレーズに身を委ねる。
その夜、メンペイムは宇宙旅行をしているような気分だった。
二〇〇九年一二月〇九日(水)