使い捨てのスリッパに
使い捨ての内臓を
重く重なる雲を通過して
手元を軽くするあなたの光
滑るように異国の言語が
治外法権の庭で戯れる
すべてが同時に訪れている
と書き出して瞬間の
より細やかな領分へと
下降する意識
少しビールを飲み過ぎました
ソナーが感知した
羽を生やした反省の類を捕まえて
帰路を足裏に合わせて
折れ曲がった通行人のサイン
何処へ