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詩

慕情

犬が歩いている

猫が眠っている

 

女が喋っている

空が揉めている

 

風に指を立てて

未来を予感する

株の乱降下など

箸置きにもならぬ

 

狭い部屋に大人が

六、七人いて

銘々腹を空かせている

爆笑には呼気が伴う

 

幸せとか不幸せとか

論じることが過ちであり

過ちもまた過ちである

青息吐息を辿る路頭

 

風が戦ぐのではなく

風に戦ぐのありたい

悲しみでもなく

喜びでもない慕情



二〇一三年〇三月〇一日(金)

慕情

犬が歩いている

猫が眠っている

 

女が喋っている

空が揉めている

 

風に指を立てて

未来を予感する

株の乱降下など

箸置きにもならぬ

 

狭い部屋に大人が

六、七人いて

銘々腹を空かせている

爆笑には呼気が伴う

 

幸せとか不幸せとか

論じることが過ちであり

過ちもまた過ちである

青息吐息を辿る路頭

 

風が戦ぐのではなく

風に戦ぐのありたい

悲しみでもなく

喜びでもない慕情



二〇一三年〇三月〇一日(金)

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