晩秋
窓枠に対して
いささか大きめの雀が二羽
手足を動かすこともままならず
死ぬことを恐れていた
枯れ葉舞う
表参道の交差点
空っぽの呼吸
繰り返し
夢の中から這い出た
トカゲの友達
ユリヒト
二〇一二年一一月一四日(水)
晩秋
窓枠に対して
いささか大きめの雀が二羽
手足を動かすこともままならず
死ぬことを恐れていた
枯れ葉舞う
表参道の交差点
空っぽの呼吸
繰り返し
夢の中から這い出た
トカゲの友達
ユリヒト
二〇一二年一一月一四日(水)