御徒町凧 OFFICIAL SITE

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詩

BATH

湯船が海へと繋がった

それは夜だったので

指先の太陽が人心地で消える

初めて言葉を口にしてみた時

確かに喜びだったはずなのに

今となっては沈黙に

計り知れない価値がのし掛かる

犬と猫を二十八匹ずつ飼って

さらにたくさん子供産ませたいと

布団の上を転がる娘が夢想する

ドームに描かれて青空を懐かしいと感じ

人通りのなくなった吹き溜りの風

大きく開かれた口から鳩が飛んできてた

そろそろショーが始まります

パチンと鳴らされた指が言う

終幕は得てして唐突なものと

二〇二〇年〇二月二一日(金)

BATH

湯船が海へと繋がった

それは夜だったので

指先の太陽が人心地で消える

初めて言葉を口にしてみた時

確かに喜びだったはずなのに

今となっては沈黙に

計り知れない価値がのし掛かる

犬と猫を二十八匹ずつ飼って

さらにたくさん子供産ませたいと

布団の上を転がる娘が夢想する

ドームに描かれて青空を懐かしいと感じ

人通りのなくなった吹き溜りの風

大きく開かれた口から鳩が飛んできてた

そろそろショーが始まります

パチンと鳴らされた指が言う

終幕は得てして唐突なものと

二〇二〇年〇二月二一日(金)

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