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詩

朝の読書より


 


本を読んでいて


夢中になるほど面白いのに


その本を机に伏せ置き


ぼくはおもむろに詩を書いている


 


ぼくのこの詩が


何によって書かされているものなのか


誰かに分かるのだろうか


少なくともぼくには分からない


 


書き出された詩のリズムで


ぼくの一日は規定される


そんな一日の積み重ねが


一生を規定する


 


伏せた本がカモメのようだと


書き出した詩の中に


比喩が生まれ


比喩はまた新たな比喩を生むだろう



二〇〇九年〇六月〇二日(火)

朝の読書より


 


本を読んでいて


夢中になるほど面白いのに


その本を机に伏せ置き


ぼくはおもむろに詩を書いている


 


ぼくのこの詩が


何によって書かされているものなのか


誰かに分かるのだろうか


少なくともぼくには分からない


 


書き出された詩のリズムで


ぼくの一日は規定される


そんな一日の積み重ねが


一生を規定する


 


伏せた本がカモメのようだと


書き出した詩の中に


比喩が生まれ


比喩はまた新たな比喩を生むだろう



二〇〇九年〇六月〇二日(火)

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