バスタオルが
昨日の形で乾いている
靴下が冷たい雨が濡れる
ガラス戸が揺れているので
この景色は私だけのものだ
消えそうな炎を
両手で包み込む
私自身が炎でないのなら
なぜ煙の流線に言葉をなくすのか
慌ただしい地表の蠢きに
耳を澄まし
いつもより深く
腰を下ろしている
二〇一九年一〇月二二日(火)
バスタオルが
昨日の形で乾いている
靴下が冷たい雨が濡れる
ガラス戸が揺れているので
この景色は私だけのものだ
消えそうな炎を
両手で包み込む
私自身が炎でないのなら
なぜ煙の流線に言葉をなくすのか
慌ただしい地表の蠢きに
耳を澄まし
いつもより深く
腰を下ろしている
二〇一九年一〇月二二日(火)