枕元に置いてあった携帯が
うーうーしていて
私の朝ははじまりました
このところたくさんの人に会うので
たくさんの私が私の中で
うーうーしている
部屋について
そこを吹き抜ける風など
鳥や虫も鳴いていますし
スポーツ中継やオンラインのゲームなど
日々を支える枝葉がたわんでおります
かたまりそうな思考の幹に
いきなりノミを打つのではなく
私は粘土を捏ねるようにして
時に今を咀嚼せねばならないのかと
うーうーしているものたちに
やんわりと手を添えてみた