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詩

詩は未来の言葉


ニューヨークの雑踏で


迷子のライオンが呟いた


通りを行く車やシマウマは


ちょびっとだけ振り返り


また慌ただしく西を目指した


作りかけのスクランブルエッグと


絵日記みたいなニュースペーパーが


オットセイとカモシカを苛立たせている


丸いものをぜんぶ


四角い部屋に押し込んで


目に見えないアレルギーで病院は長蛇の列


あいさつの語尾は誰も聞いていないから


太陽は少しだけ巻きで地平線に隠れちゃう


真夜中のライブハウスでロックスターの影が踊る


音楽がどこにもなくたって腰を上手に振りながら


大きな三半規管に立ち尽くし


真っ白な星条旗が休日にはためいた


あてもなく走りつづけているようで


貨物列車はいつだって目的地を知っている


紙芝居の三段論法は油まみれ


チャイナタウンから特上のお茶の葉が盗まれる


ふかふかのベッドで眠るペンギンの夢に


アザラシや白クマはお呼びでなくて


人のいない図書館の隅でぼくが見つけた


手あかのない生まれたての言葉


小さなかわいい箱にしまって


それじゃそろそろ出かけよう


大きめの荷物は先に送る形で



二〇一一年一〇月一二日(水)

詩は未来の言葉


ニューヨークの雑踏で


迷子のライオンが呟いた


通りを行く車やシマウマは


ちょびっとだけ振り返り


また慌ただしく西を目指した


作りかけのスクランブルエッグと


絵日記みたいなニュースペーパーが


オットセイとカモシカを苛立たせている


丸いものをぜんぶ


四角い部屋に押し込んで


目に見えないアレルギーで病院は長蛇の列


あいさつの語尾は誰も聞いていないから


太陽は少しだけ巻きで地平線に隠れちゃう


真夜中のライブハウスでロックスターの影が踊る


音楽がどこにもなくたって腰を上手に振りながら


大きな三半規管に立ち尽くし


真っ白な星条旗が休日にはためいた


あてもなく走りつづけているようで


貨物列車はいつだって目的地を知っている


紙芝居の三段論法は油まみれ


チャイナタウンから特上のお茶の葉が盗まれる


ふかふかのベッドで眠るペンギンの夢に


アザラシや白クマはお呼びでなくて


人のいない図書館の隅でぼくが見つけた


手あかのない生まれたての言葉


小さなかわいい箱にしまって


それじゃそろそろ出かけよう


大きめの荷物は先に送る形で



二〇一一年一〇月一二日(水)

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