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詩

ヨーテルマールは帰り道で

ヨーテルマールは帰り道でずっとおんなじ歌をうたっていた。時にハミングで、時に口笛で。
ヨーテルマールは音楽が好きで、好きというよりも、音楽とともに生きていると言った方が、ヨーテルマールと音楽の関係に近いかもしれないと思った。

ピーピーププピー ピーププピー ヨーテルマールの口笛は、去年の夏祭りをぼくに思い出させて、その祭りでガシュットントに引っ掻かれた腕の傷がうずくような気がしたけど、もうその傷はとっくにぼくの腕からなくなっていた。

あの夏祭りから、ガシュットントとまともに口をきいていない。
そのことをヨーテルマールはずっと気にしていて、ことあるごとにぼくとガシュットントの仲を取り持とうとするけれど、ぼくも、きっとガシュットントも、もう腹なんか立てていなくて、仲直りというものはタイミングが一番大切なんだなぁと、今さらながら思っていた。

二〇〇九年〇三月〇九日(月)

ヨーテルマールは帰り道で

ヨーテルマールは帰り道でずっとおんなじ歌をうたっていた。時にハミングで、時に口笛で。
ヨーテルマールは音楽が好きで、好きというよりも、音楽とともに生きていると言った方が、ヨーテルマールと音楽の関係に近いかもしれないと思った。

ピーピーププピー ピーププピー ヨーテルマールの口笛は、去年の夏祭りをぼくに思い出させて、その祭りでガシュットントに引っ掻かれた腕の傷がうずくような気がしたけど、もうその傷はとっくにぼくの腕からなくなっていた。

あの夏祭りから、ガシュットントとまともに口をきいていない。
そのことをヨーテルマールはずっと気にしていて、ことあるごとにぼくとガシュットントの仲を取り持とうとするけれど、ぼくも、きっとガシュットントも、もう腹なんか立てていなくて、仲直りというものはタイミングが一番大切なんだなぁと、今さらながら思っていた。

二〇〇九年〇三月〇九日(月)

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