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詩

もう詩じゃないんじゃないか

もう詩じゃないんじゃないかと

赤信号を待っているときに

ぼくは思ったのだった

目に見えない鎖が全身に絡まって

ぼくの肺はキュッとなったのだった

アメジストは花ですか石ですか

ぼーっと白いヌメヌメが

黄昏時の空へと昇っていく

嗚呼 天国があそこらへんならば

(数行の沈黙)

些細な用事が渋谷にあって

先の細くなったチューブが耳から出た

言っちゃいけないことを片っ端から忘れてゆきそうで

数十億のトボトボを拾い集め消去

分かりかけた分からないの入り口に立って

焼けた魚の匂いに快楽中枢が波打つ

それではまた来週と茶に溺れ

サササとカキコムような芯の残る米

袖を通さずに出した裸の腕で

抱きしめようか握り合おうか

やっぱり恋をしていたい

二〇一三年〇四月一九日(金)

もう詩じゃないんじゃないか

もう詩じゃないんじゃないかと

赤信号を待っているときに

ぼくは思ったのだった

目に見えない鎖が全身に絡まって

ぼくの肺はキュッとなったのだった

アメジストは花ですか石ですか

ぼーっと白いヌメヌメが

黄昏時の空へと昇っていく

嗚呼 天国があそこらへんならば

(数行の沈黙)

些細な用事が渋谷にあって

先の細くなったチューブが耳から出た

言っちゃいけないことを片っ端から忘れてゆきそうで

数十億のトボトボを拾い集め消去

分かりかけた分からないの入り口に立って

焼けた魚の匂いに快楽中枢が波打つ

それではまた来週と茶に溺れ

サササとカキコムような芯の残る米

袖を通さずに出した裸の腕で

抱きしめようか握り合おうか

やっぱり恋をしていたい

二〇一三年〇四月一九日(金)

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