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詩

教室では

教室では、後ろの窓の下に置いてあるストーブにヨーテルマールが座っていて、その向かいに椅子を後ろ向きにして座っているニックタックとカーニーレースの話をしていた。
パトムのカバンはすで机の上に置いてあり、椅子がだらしなく投げ出され机と角度をつけていて、パトムは来るなり話題だけを残しトイレにでも行ったのだろうことがわかった。
ノシュリナは教室に入って、状況をすこしだけ伺い「メンペイムは?」と、どちらにともなく発声した。
ニックタックは久々に会ったノシュリナに表情を開き、感情とは多少逆行したが、「しらなーい」と答え、それを聴いていたヨーテルマールはなにも答えないことで「自分も知らない」ということを伝えた。

というのも、ノシュリナはいつもメンペイムと一緒に学校へ行くことが習慣になっていたし、他ならぬメンペイムだけがクラスで同性で一歳年上だったので、友達というよりも姉や母のように慕っていたからだ。
遅れて、ガシュットントとセルマネロが教室に入ると、ヨーテルマールは会話をいったん止めて、二人のことを見た。
ヨーテルマールの感じに違和を覚えたニックタックは、体をねじるように振り返り、教室の後ろのドアの方に上体だけ向け、あからさまに「あれれ!?」と大きな声を出した。
ガシュットントは特にリアクションもなく、まさに素知らぬ顔で自分の席を大きく後ろに引き、仕事を終えたサーカスの団長のように物憂げに深く腰を下ろした。
セルマネロは「おはよー」と教室全体に響くような大きさで言った。
ヨーテルマールは、自分の顔が自然にニヤけてしまうのを感じ「オハヨー」と言いながら顔を窓の外に向けて言葉を逃がした。
ノシュリナは、そんなヨーテルマールを見て、嬉しくなって、カバンから教科書とノートを引き出しの中にうつした。

二〇〇九年〇三月二三日(月)

教室では

教室では、後ろの窓の下に置いてあるストーブにヨーテルマールが座っていて、その向かいに椅子を後ろ向きにして座っているニックタックとカーニーレースの話をしていた。
パトムのカバンはすで机の上に置いてあり、椅子がだらしなく投げ出され机と角度をつけていて、パトムは来るなり話題だけを残しトイレにでも行ったのだろうことがわかった。
ノシュリナは教室に入って、状況をすこしだけ伺い「メンペイムは?」と、どちらにともなく発声した。
ニックタックは久々に会ったノシュリナに表情を開き、感情とは多少逆行したが、「しらなーい」と答え、それを聴いていたヨーテルマールはなにも答えないことで「自分も知らない」ということを伝えた。

というのも、ノシュリナはいつもメンペイムと一緒に学校へ行くことが習慣になっていたし、他ならぬメンペイムだけがクラスで同性で一歳年上だったので、友達というよりも姉や母のように慕っていたからだ。
遅れて、ガシュットントとセルマネロが教室に入ると、ヨーテルマールは会話をいったん止めて、二人のことを見た。
ヨーテルマールの感じに違和を覚えたニックタックは、体をねじるように振り返り、教室の後ろのドアの方に上体だけ向け、あからさまに「あれれ!?」と大きな声を出した。
ガシュットントは特にリアクションもなく、まさに素知らぬ顔で自分の席を大きく後ろに引き、仕事を終えたサーカスの団長のように物憂げに深く腰を下ろした。
セルマネロは「おはよー」と教室全体に響くような大きさで言った。
ヨーテルマールは、自分の顔が自然にニヤけてしまうのを感じ「オハヨー」と言いながら顔を窓の外に向けて言葉を逃がした。
ノシュリナは、そんなヨーテルマールを見て、嬉しくなって、カバンから教科書とノートを引き出しの中にうつした。

二〇〇九年〇三月二三日(月)

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