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詩

万の風船

飛べない空はないんだと

微笑む君の口元に

赤く揺らめく明星の影


果ての見えない草原で

ルリルリルリと丸めた言葉

忘れ物さえ忘れたままで


どんなに強い風だろと

見方にすると君はいう

万の風船背中に追って


飛ぶというよりも舞うという方が近かった

しかしそれは後になって気がついたこと

時を見つめてはならないと

それは文字の反乱

行け

カタイクサの森を越え

ジャコマの浜を抜けて

巡り/逢え

踊るように

叫べ(ぶ)

沈黙にその手

ラララ

色は分かれ

混ざる

ルルル

シャ(ru)

二〇一三年〇四月一〇日(水)

万の風船

飛べない空はないんだと

微笑む君の口元に

赤く揺らめく明星の影


果ての見えない草原で

ルリルリルリと丸めた言葉

忘れ物さえ忘れたままで


どんなに強い風だろと

見方にすると君はいう

万の風船背中に追って


飛ぶというよりも舞うという方が近かった

しかしそれは後になって気がついたこと

時を見つめてはならないと

それは文字の反乱

行け

カタイクサの森を越え

ジャコマの浜を抜けて

巡り/逢え

踊るように

叫べ(ぶ)

沈黙にその手

ラララ

色は分かれ

混ざる

ルルル

シャ(ru)

二〇一三年〇四月一〇日(水)

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