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詩

屋上には

屋上にはモスグリーンを基調とした旗を中心に、色みの違う三種類の旗がはためいていて、不揃いな原色が空の青さをよりいっそう濃くしているような印象だった。

校庭には四人の他には誰もいなかった。
教室の窓が半分開いてて、パトムはそれを確認するなり待ちきれないといった感じで、玄関へ走り出した。すると、いつのまにか先頭を歩いてたノシュリナは振り返り「良かった」と、セルマネロとガシュットントとさらには二人以外のあらゆるものにさえ向かっているような大きな抑揚で言った。
セルマネロはしっかりとノシュリナの目を見て、優しく微笑んだ。ガシュットントは右手上空に顔を向けて校舎を見下ろすように立っている千年杉の先端に視線を合わせていて、ノシュリナの言葉に特別な反応を見せることはなかったけど、呼吸の深さから伝わる好意がノシュリナに安心感を与えていた。

二〇〇九年〇三月二二日(日)

屋上には

屋上にはモスグリーンを基調とした旗を中心に、色みの違う三種類の旗がはためいていて、不揃いな原色が空の青さをよりいっそう濃くしているような印象だった。

校庭には四人の他には誰もいなかった。
教室の窓が半分開いてて、パトムはそれを確認するなり待ちきれないといった感じで、玄関へ走り出した。すると、いつのまにか先頭を歩いてたノシュリナは振り返り「良かった」と、セルマネロとガシュットントとさらには二人以外のあらゆるものにさえ向かっているような大きな抑揚で言った。
セルマネロはしっかりとノシュリナの目を見て、優しく微笑んだ。ガシュットントは右手上空に顔を向けて校舎を見下ろすように立っている千年杉の先端に視線を合わせていて、ノシュリナの言葉に特別な反応を見せることはなかったけど、呼吸の深さから伝わる好意がノシュリナに安心感を与えていた。

二〇〇九年〇三月二二日(日)

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