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詩

富ヶ谷

山手通りを初台から中目黒に向かう方向

富ヶ谷の交差点

井の頭通りが右折できるようになった

いつなったのかは知らないけれど比較的最近のことで

車で家に帰る時

それまではぐるっと回って代々木上原の方に向かわなければならなかったから

ものすごく便利でアスファルトに

アスファルトであることを

アスファルトといえば

インドでブッダガヤからバラナシへ向かうバス移動が

ものすごく辛かった

それは舗装されていない穴ぼこだらけの道を猛スピードで行くからで

眠れないしおしっこも近いぼくには最悪だった

(思い出ばかりが胸を喰いちぎる夜に羊飼いは旅立ちを決めた)

思い出ばかりが草を喰いちぎる羊飼いの夜にぼくは旅立ちを思った

マーシーが憧れていたのはアンダルシアではなくて乾いたギターの音色

誰かが誰かを愛し

誰かが誰かを裏切ると

酔いどれの詩人がギターに歌わせた

それを片耳で聴いていたぼくは

誰もいない部屋の風呂にお湯を張り

今日を洗い流す

いつか降る雨を避けながら

明日を生き延びる

富ヶ谷の交差点は晴れの日のイメージ

二〇一二年〇七月〇三日(火)

富ヶ谷

山手通りを初台から中目黒に向かう方向

富ヶ谷の交差点

井の頭通りが右折できるようになった

いつなったのかは知らないけれど比較的最近のことで

車で家に帰る時

それまではぐるっと回って代々木上原の方に向かわなければならなかったから

ものすごく便利でアスファルトに

アスファルトであることを

アスファルトといえば

インドでブッダガヤからバラナシへ向かうバス移動が

ものすごく辛かった

それは舗装されていない穴ぼこだらけの道を猛スピードで行くからで

眠れないしおしっこも近いぼくには最悪だった

(思い出ばかりが胸を喰いちぎる夜に羊飼いは旅立ちを決めた)

思い出ばかりが草を喰いちぎる羊飼いの夜にぼくは旅立ちを思った

マーシーが憧れていたのはアンダルシアではなくて乾いたギターの音色

誰かが誰かを愛し

誰かが誰かを裏切ると

酔いどれの詩人がギターに歌わせた

それを片耳で聴いていたぼくは

誰もいない部屋の風呂にお湯を張り

今日を洗い流す

いつか降る雨を避けながら

明日を生き延びる

富ヶ谷の交差点は晴れの日のイメージ

二〇一二年〇七月〇三日(火)

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