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詩

なぜ生きているのかを

真夜中私の中の中也が起きだして

汚れちまった悲しみがどうのと騒ぎ立てる

私は渋々便器に跨がり

なぜ生きているのかを、と

新体操のリボンのようにヒラヒラさせる



新しくできたマーケットの惣菜にまぎれ

私の中の賢治がカプカプ笑ってる

脂ぎった掻き揚げをトングでつまみ

妻の不在を確かめる

手つかずの閃きは硬い地面に遮られ



煙たい雀荘の全自動卓の内部から

私の中の哲也がグースカ鼾を立てている

テメエのアガリばかり考えてんじゃねぇと

匿った安全牌がひんやりしてる

パイパンはまるで生者達へのアイロニー

二〇一五年〇二月一八日(水)

なぜ生きているのかを

真夜中私の中の中也が起きだして

汚れちまった悲しみがどうのと騒ぎ立てる

私は渋々便器に跨がり

なぜ生きているのかを、と

新体操のリボンのようにヒラヒラさせる



新しくできたマーケットの惣菜にまぎれ

私の中の賢治がカプカプ笑ってる

脂ぎった掻き揚げをトングでつまみ

妻の不在を確かめる

手つかずの閃きは硬い地面に遮られ



煙たい雀荘の全自動卓の内部から

私の中の哲也がグースカ鼾を立てている

テメエのアガリばかり考えてんじゃねぇと

匿った安全牌がひんやりしてる

パイパンはまるで生者達へのアイロニー

二〇一五年〇二月一八日(水)

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