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詩

小径の向こうの気配のことを

小径の向こうの気配のことをそれ以上語ることもなく、セルマネロとガシュットントはどちらからともなく学校へ向かい歩き出した。
途中で、ガシュットントはヨーテルマールのことをいつもありがとうとセルマネロに伝えようとしたけれど、そんなことを言ったらなにか失礼なような気がしたのでやめた。
二人が川を越えて校庭に続く木の階段を歩いていると、山の向こうから合流する道の先に、パトムとノシュリナが歩いているのが見え、セルマネロとガシュットントはなんとなく速度を緩め二人が追い付くように歩き、校庭を横切る頃には四人で歩いているという感じになった。
セルマネロとガシュットントが喧嘩をしているのは学校のみんなにとっても公然のことだっただけに、ノシュリナは気を使って敢えてそのことに触れないのだったが、パトムはもうすっかり忘れてしまっているようで、いずれにせよ二人が一緒にいることなど気にせず、昨夜のカーニーレースの展開を熱弁していた。



二〇〇九年〇三月二一日(土)

小径の向こうの気配のことを

小径の向こうの気配のことをそれ以上語ることもなく、セルマネロとガシュットントはどちらからともなく学校へ向かい歩き出した。
途中で、ガシュットントはヨーテルマールのことをいつもありがとうとセルマネロに伝えようとしたけれど、そんなことを言ったらなにか失礼なような気がしたのでやめた。
二人が川を越えて校庭に続く木の階段を歩いていると、山の向こうから合流する道の先に、パトムとノシュリナが歩いているのが見え、セルマネロとガシュットントはなんとなく速度を緩め二人が追い付くように歩き、校庭を横切る頃には四人で歩いているという感じになった。
セルマネロとガシュットントが喧嘩をしているのは学校のみんなにとっても公然のことだっただけに、ノシュリナは気を使って敢えてそのことに触れないのだったが、パトムはもうすっかり忘れてしまっているようで、いずれにせよ二人が一緒にいることなど気にせず、昨夜のカーニーレースの展開を熱弁していた。



二〇〇九年〇三月二一日(土)

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