あけましておめでとう。と、今日会った人には言える。なんとも清々しいことだ。年の瀬の、良いお年を、も良い言葉だといつも思う。ちなみに、前者は「新年、明けましておめでとうございます」、後者はおそらく「良いお年をお迎えください」なのかしら、いずれにせよ日本語の言い切らない感じが良い。言い切らないことで、解釈と間が生まれ、感情がふくよかになる。ところで、二年ぶりの実家での正月フェス。前夜祭の年越し麻雀、餅つき、凧揚げなどの公園での汗かく遊び、ボードゲーム、卓球大会などの恒例行事が続く。当初は二日間みっちりやってたけど、最近は元日にギュッと凝縮して行われる。子供だった甥っ子や姪っ子たちも成人してそれぞれパートナーを連れてきたり、なんとなく歴史が感じられるようになってきた。続くことにはそれなりの意味があるもので、意味って後からついてくる方が味がいい。意味を追いかけると碌なことにならないのは経験から覚えていて、意味なんて考えなくても続いていくものを大切にしたいなと、早朝のベランダで思った。