やや早目に良く起きたから、しっかり風呂に入って京都御所を散歩した。絵でも描きたかったけど汗でやめた。タクシーに逃げた。ホールの近くにはいい感じの茶店でもと期待したけどなくてモスでアイスオレを飲んだ。朝食はしっかり和定食を食べてた。午前中のリハを見て、近くの中華を食べた。本編が始まって休憩で楽屋に行ったら、せっかくだから最後に登壇してってなって、その流れで挨拶もあるだろうと思って、後半は合唱を聴きながら詩を書いた。挨拶しようとすると、めちゃくちゃ長いこと喋って変な汗が出ることがよくあるからこんな時は詩がちょうどいい。今日は「男声合唱新化学反応」という、大学のOBがたくさん集まって合唱するという企画で、宮本君が俺の詩を選んで組曲にしてくれた「漠とした輝きの欠片」っていう曲の初演。昨日のリハと共に、得難い経験ができた。合唱の舞台には主語がない。エネルギー合戦。強ければいいってことでもなく、緻密ならいいってことでもない、人間を肯定する競技。無題なんだけど、タイトルをつけるなら「静寂がやってきた」って詩を書いてて、全く初めて音読する形で壇上で読んだ。詩を読んでる時だけは、舞台上でもソワソワしないでいられる。それと人の顔がよく見える。静寂が沈黙の後に笑って、君は一人じゃないと教えてくれたってとこ良かったな。伊丹からまた北海道へ。