下北映画祭でカンパニー松尾監督の「ドキュメント サニーデイ・サービス」を鑑賞。ずっと観たくて見逃してしまっていて、ようやっと。映画の後に、曽我部くんの弾き語りライブ。映画は昨今のドキュメントとしては長尺でやや冗漫な感じがしたけど、そうしなければ伝えられないことがあるという意欲作。結果的にこちら側の先入観を疑った方が正着って気持ちにさせられる。そもそも映画には芸術的なエネルギーがあるってことに晒されて、体の芯から込み上げてくるものがあった。で、その後のライブ。今、思い出しただけでなんでか涙が溢れそう。歌とか音楽とか、いってしまえばそれでしかないんだけど、見てる時、そんなこと考えることもなかった。ただ曽我部恵一という人間が生きているって、つまりライブそのもの。見えないものに誠実に吠え続けている一人の男に立ち会えた夜。