和歌山公演。辞書で引くと、南紀とは出てるけど、紀南って出てこない。けど、今日は紀南文化会館での公演。ここでは「どこまで細部になれるだろう」と「自由の限界」で来ていて、これで三度目。どこ細で来た時は、ジョギングが流行ってて海沿いを走っていたらちょっとした人集りが出来ていて覗くと「港に鯨が上がった」と騒いでいて、こんなとこまで来るとジョギングがてらに鯨も見れるんだ〜と、それが日常的なことなんだと思い通り過ぎて、部屋でネットを広げたらヤフートップに出ていて、ああ、全国的に見てもすごいことだったんだなと、変な気持ちになり、それ以降、知らない土地で起きたすごいことをあまりすごいことに思えないというような事を「紀南の鯨」と呼ぶようにしている。個人的な成語だ。午前中に弁慶の里という温泉に行き、出たら雪が降っていた。その後、前回きたときにブローディガンの詩集を読んだ思い出深いミスドに行こうとしたら閉店してた。本番前に、制作陣を呼んで今日の経緯などをみんなに説明してもらい、いかなる思い入れがあってこの場所でライブをするのかを口頭で確かめた。充実したコンサートだったが、個人的には大きな課題を感じていて、さて、どうすればこの先へ行けるんだろう。