ブルーバード劇場で寺山修司の短編映画をまとめて上演するということで、フライトを変更して観ることに。寺山ヘンリックさんが出演しないと成立しない「ローラ」は、どうしてもここでしか観られないものだった。天井桟敷を観たことがないから、寺山修司は映像と書籍でしか知らなくて、正直そこまで期待したわけではなかったけど、上演中涙が止まらなかった。この「ローラ」とその次にやった「審判」はけっこう忘れられない体験になった。今実際こうしてレビューをしているけど、全くその時の感動を言葉にできない。寺山劇場はまだ続いてた。