何(娘)が石川から帰ってきた。一人で新幹線で。駅のホームまで迎えに行くと、東京駅の駐車場がずっと空かなくて、しばらくグルグル椅子取りゲームみたいに地下を回った。幸い早く家を出てたから、間に合った。到着する新幹線ってホームが分からなくて、駅員さんに聞いて、誰もいないホームでしばらく待った。それがとこにも属さない良い時間だった。やっぱり春はいい。「生きること」に肯定的に設計されてる。この春で小四になる何は、この頃人前での俺の振る舞いを気にするようになった。どぶろっくとか大きい声で歌ってると口を押さえられる。家であんなに歌ってるくせに。夜が過ぎて朝日が眩しかった。