ASKA(敬称略)が国際フォーラムでやっているプレミアムシンフォニックコンサートに行く。最近では報道で見ることの多かったASKA。中学生の頃にソロのCDをよく聴いたし、昔バンドをやっていた仲間がチャゲアスの大ファンだったこともあってチャゲアスも人並みかそれ以上に聴いていた。それぞれの歌唱力もそうだけどソングライティングも卓越してて、彼が捕まったときにユーチューブで当時の映像を渉猟して、ほんとにすごい才能なんだなと再認。で、知人のすすめもあって向かったフォーラムだったけど、正直ショックで、途中で席を立った。声が全盛期のように出ないのは仕方ないにしても、ちょっと理解できないくらい歌唱に難があった。色々あってここにいるんだと見どころを探したはものの、初めのMCで「文春が云々」という自虐的なMCで場を取り繕う様は正視に耐えなかった。偉大な才能を持っているのだからせめて、今、この場に立っているということに向き合ってほしく、五、六曲目に歌った「はじまりはいつも雨」を聴いている頃には、感情の収拾がつかなくなってしまった。語るほど彼の人生やこれまでの経緯は知らないけれど、もうファンではいられないと感じた。会場を埋める5000人近いオーディエンスからは拍手や声援が飛び交っていて、単に、俺がここにいるべきではないだけだと判断した。できれば最後まで見たかった。チケット代も高かったし。。。