昼から大分駅にあるアミュプラザへ。昨日の夜に会食をした加藤くんと栗山くんが色々案内してくれた。ミッチの引き合わせで、ここでなにかイベントをできないかというふんわりとした会合だったけど、空間との対話はいつだって面白い。何せ全国ツアーにずっと同行していたから、行ってみたら来たことのある場所が多く、大分駅前も既視感に満ちていた。ツアー中は、もっと違う思考でそこにいたから印象が全然違う。単に年取って色々経験したことで感覚が変わっただけかもしれないけど、ずっとどこかでぼんやりしてたんだろうな。ぼんやりしてないと見えないことも多いから、ぼんやりは概ね肯定していて、見方を変えると、ぼんやりに拍車が掛かってきただけかもしれない。スケジュールの前後がだいぶ不覚なのは今に始まったことではないが、言い訳ではなくて、後先のことに意識がいくとライブ感が損なわれる。そこには算数的なトレードオフがあって、そもそもの適性もあるとは思うけど、詩は常にライブだから俺にとって不可避なことと諦めている。なにぶん詩を最優先に生きているから、何をしててもライブを意識してしまう。困ったことに突き詰めた「今」は過去も未来も包括してるから、開き直りの道がぱっくりと用意もされている。とりあえずここまで歩いてきたから、引き返すより進む方が賢明かなと、別府湾に登る朝日に思ふ。(7日の早朝記)