人間の森十一日目カナケン二日目。昨日にちょっとしたピーク感があったから、今日はダメなんじゃないかと心配しながら第三京浜を走っていた。早めに会場に着くと後半用のパンフレットの撮影があったらしくメンバーは早くから着替え、いつもと違う雰囲気。昨日に続き佐内さんが来てくれて、俺は開場とともにロビーで写真詩集の手売りをした。本番が始まって驚いたことは、昨日ストレスを感じていたハイの抜けが明らかに良くなっていて慌てて上田さんに聞いたらEQの調整はもちろん、スピーカーの向きを変えて溜まりをほぐしたという。出音が良いと視覚が鮮明になる。視覚と聴覚には相関性があってコンサート演出をしているとそのことが大きく立ちはだかる。それから「昨日より演奏が良い」と言っていた。確かにどんなに音響や視覚的な演出を施しても内容がなければ意味がない。今回は人間の耳がどんな風に調整されて音に感応するのかってことに意識的な舞台になっている。言うと固く聞こえるけど、当たり前のことをただ積み上げているだけではあるけれど。。。パンフレットのインタビューでも答えたけど「俺が見たいもの」というのが大きなコンセプト。メンバーもスタッフも頼もしい。