朝、代々木公園の喫煙所でタバコを吸っていたら、スズメバチの死骸に蟻が集っていた。それをしばらく見ていた。見ながらなんでこんなに心奪われるんだろうと考えていた。写真で撮るよりも動画に収めた方が、自分の感覚に近かった。この瞬間を誰かと共有したら意味が変わるのか。分からないことばかり。分からないことの先にもずっと広がってる分からないことの気配。空腹なのに満たされている。死に近付くほどに永遠を感じる。そして沈黙する。康から電話が来た。言葉を喋っていた。それは詩のようだった。
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