ぶら下がり健康器を買った。年末、義父がやたらぶら下がり健康法を推してきて、蔵に設置されたぶら下がり用の竹で言われるがままに毎朝やってて、ことのほか良かったからだ。去年末に、腰が痛くなったのもそうだし、書かなかったけど一昨日、寝違えて首がしばらく回らなかった。40も半ばを過ぎて体のあちこちに不調を感じるようになり、なにか体を使う習慣を作りたいと思ってたところでもあった。これまでぶら下がり健康器って買う人の気が知れなかったのと、たまにゴミ捨て場で見る無用の長物感が底してなくて、自分には縁のないものと思ってた。でも買った。買えなかったのに買えるようになった。できなかったことができるようになるって、成長のことのだと思ってたけど、これは後退ではないのか。あ、身体が衰えて、精神は成熟しているのかも。と、早朝のベランでぶら下がりながら思ふ。