天明さんと脇田さんがセツナに来た。ズームとか電話とかクラブハウスとかで声は聞いていたけど対面で会うのは久しぶり。脇田さんは初めましてでフルネームは脇田佳香。名刺をいただいた時「かおりさん」って言ってしまって、今思うと「佳」も「香」も「かおり」って名前の「か」のところのでよく見る漢字だ。改めて見ても「かおり」って引力が強い。こないだ劇団普通の芝居で印象的だったゼリーが、ほぼ似たような感じのものが冷蔵庫にあって、それをまさに芝居の通り3人で食べながら話した。持ってきた俺は真っ先に手前にあった葡萄を食べて二人は話が一段落してから食べた。大家さんがくれたレモンをお裾分けした。レモンは檸檬って書くと、梶井基次郎の印象からか急に文学っぽくなる。高村光太郎は「レモン」表記だったな。レモン哀歌。よくよく考えたら天明晃太郎って名前もものものしい。物々しいって漢字で書くと、ちょっと天明さんのイメージから遠くなるから、ひらいてみたけど「って名前もものものしいものだ」って初め書いたら意味がパッと伝わらないと思って上記のようになった。言葉と物が絡み合ういい打ち合わせだった。