朝起きたらチェックアウトの直前で、慌ててカーテンを開けた瞬間、詩の感じになる。それで、野球グランドと、地上からの高さと、光の具合についてしばらく考えて、考えながらその奥にある大きな詩の気配に意識は奪われて、これはきっと昨日のイベントの影響も大いにあって、ここ最近のぼーっと掴みかけてたものに朧な輪郭ができた。感じがした。シャワーを浴びていたらエコーズの「喋りすぎたー翌朝ー 落ち込むことの方が多いー」って『zoo』が頭の中で鳴り出して、この一節を書いただけで辻仁成は偉大だって思った。ところで詩には、文体との距離とか感じたことない。詩は体質にあっているのか。東京に帰って、雀荘へ顔を出す。