昼にレコーディングで石若駿がくる。初めてだったけど、まさに天才現るといった感じで、鋭く燃える青い炎。ずっと見てたいと思った。そのあとクラス会が下北であり、紘子のデンバーからの帰国に合わせ、ケータ先生も来れるというので、来れる人だけ顔を出すという趣旨。青ちゃんとタダシも来たからクラス会というより同窓会に近かった。里美は南伊豆に移住して15年来だっていうし、IZUも仙台から来て、気がつけばみんな散り散りに生きている。久夫は見る影もなく肥え茜は不変のマイペース。大島は変な酔い方をしていて身の上話に時々敬語を交えてくる。高校を出て20年以上経つけど、ほぼ毎年クラス会のようなことをしている。変わらないものと変わっていくものを互いに持ち寄って、時に見失いそうになる自分のいる場所をグラスの縁に照射させたりして。