人間の森千秋楽。生中継ってことで、機材が物々しく視界に入ってきた。やりづらい要素も多々あったけど、個人的にはそれが外界へのコネクションと落とせて不安は感謝に変わった。人間の森の映像化の話のことでアディショナルな収録とかもあってメンバーには負荷をかけた。SotDの手売りも二千冊を超えたらしく、セツナに山積みされていたダンボールも一応なくなった。とはいえまだ在庫は多数あるからもっと売らなきゃだ。NHKホールは独特な気配がある。迷路みたいだし監獄みたいだし、床の緑とかも病院っぽい。ホールはホールで歴史が物語る空間の記憶もあって、変な力が作用している。本番は奇跡の立ち上がりを見せたものの、終盤になって直太朗の中の直太朗が舞台を失速させた。とはいえ、五十一公演やりきってツーデイズの二日目でもあるから、仕方ないのかなぁとは思いつつ、ほんとに不満だった。もっとすごいことをやっていたしすごいとこに行けそうだったのに、何を置きにいってんねん! って、やきもきした気持ちで登壇して詩を読んだけど、そんなに意味はなかった。嘘をつかなかったっていうことは評価できるけど、直太朗には本当に頑張ってほしい。終演後「もう、そこには何もないよ」って言ったことの真意は落ちてるのだろうか。まぁ、俺は俺なりにやれることをやるだけだけど、今日読んだ本だったかな?に、他人を変えることはできないが自分を変えることはできるみたいなことが書かれていて、他人のことは改めてまぁどうでもいいやって思う。終演後、どうしても一人になりたくて、打ち上げや知人らの誘いを断ってぶらぶら渋谷を徘徊した。夜の渋谷、汚かった。