早朝にヤスが迎えに来てくれて、八王子にあるコマツ教習所センタ(なぜかセンターではない)へ。前回、男二人サウナ旅の時に「今度はユンボの資格を取りに行こう」と約束した日が今日だ。ヤスは「あの城」の時に、たっさんが「Kくんに合うと思う」ということで引き合わせてもらって以来、年齢も同じで、地元も近く、すっかり意気投合した。「なんかやりたい」も「カノトイ」も気がつけば、ヤスの照明が俺の演出する舞台の一つの文法になっているようにも思える。演出の仕事をしていると光とか音とか形のないものをどう舞台(空間?)に乗せるのかって、当然、肝で、演出家にとって技術スタッフはアキレス腱のように重要だ。とまあヤスのことはひとまず置いておいて、ユンボ。ユンボの免許取得には二日間の受講が必要で、自ずと合宿のような様相になる。七時間の座学はけっこう長くしんどいものではあったが、教室に閉じ込められるのもたまになら楽しめる。お昼には、近くのお店が配達してくれたお弁当を500円で購入できる。持参した人以外は時間的にそれを食べるしかなくて、食堂があまりにも殺風景だったから喫煙所のベンチで食べた。山間の閑静なセンタのベンチ。鳥の声がSEみたいで、それを聴きながらぼんやりと。夕方の最後のコマでテストがあって、おそらくテストはパスした模様。明日は実技だ。