世田パブで日本の歴史観劇。中井貴一さんが初のミュージカルに挑戦ということで、直太朗から誘われて行った。とにかく多作で驚くけど、三谷さんの舞台は外れだったためしはほとんどなく、悉く琴線に触れてくる。本人も何かのインタビューで答えていたけど(「絆・コンフィダント」のコメンタリーだったかな?)すごく、数学的に舞台を作っているらしい。普通、そんなこと言ったら観客は白けそうなものだけど、それを知ってても越えてくるんだからすごい。けど今回の作品は、三谷さん自身にも手に負えていない感じがして、それがまた良かった。終演後プロデューサーの北村さんに「良かったです」とは伝えたものの、実はまだ感想になってない。同じ時代に生きていてラッキーだったなと思える数少ない作家の一人だと、観ながら感じた。霊的な気配が舞台から滲み出していた。そのあと、ジュリアが池の上のギャラリーで絵の個展をやっているということで、覗きにいく。無意識がテーマで、買っていったドーナツと殊の外、相性もよく、ちょっと長居した。