去年北海道で大発生したというカメムシの死骸が、新冠に来た時の拠点になっている山の家に久々に来るとけっこう出ていて、暖かくなればいなくなると勝手に思っていた予想が大きく外れ、春になって増えた。なんだったらまだ動く奴もいるし、冬の死骸よりも大きくなった、そりゃそうか。これはなんとかしないといけないということで、ホームストアでバルサンを購入し、仕掛けてみた。瞬く間に煙は広がり、逃げるように町へ出て、そのままヒロキと静内温泉へ。お昼はムーチョの所でコブクロ牛をいただく。噂には聞いていたが、舌の肥えていない俺でも分かるくらい圧倒的に美味しかった。美味しかったといえば移動中に聴いたゲンコサイバンドのベラボーさ。devadurgaのみっちゃんとナイストゥミーチューで落ち合って、受注販売で泥染のキャップを一つお願いした。
山の家に戻ると、バルサンがけっこう効いていたようで、また明日倍にしてやってみようと思う。夜はリョウスケの紹介で、札幌で活動するギターリストのショーヘイと会う。それからサワー倶楽部に合流して、みんなで飲む。
これが今日の背骨になる出来事ではあるが、温泉でヒロキが見つけた天井付近に付着する陰毛の不思議と、ショーヘイが経験したスピリチュアル話と、鷹彦さんにまつわるあれこれとか印象深く、なのでそれを書きたいけど、おそらくめちゃくちゃ文字数が増えそうで断念。細部が積み重なることでしか全体は生まれない。今更言うまでもねーが。