久しぶりの有希子の実家。十年くらい前から出入りしてるけど、時間の流れを感じる。俺の田舎は岩手で、子供の頃に感じていた親の実家(つまり田舎)って、なんとも形容し難い空気があって、その感じをこれまで石川で感じることなかったけど、今回、それを感じている。時間の流れもそうだけど、子供たちがいなくなった後の家族が放つバイブスみたいなものなんだろうな。石川にはないと思ってたけど、そういうことではなかった。うちの田舎(岩手)も時間をかけて田舎になっていったんだな。うちはずっと借家だから、何と果に子供ができたとしていわゆる田舎ってないのかもしれない。けど、北海道とか別府とか、もしくは海外かもしれないけど、その時に親がいる場所が田舎になっていくのかもしれない。実際、もっと年取ったら、そんなにあちこち移動する元気もなくなってるかもしてないし。今日は子供たちと雪合戦をした。